今回は、兼業トレーダーのみつまるがどのようにトレードをしているのか。にフォーカスを当ててお話をしていきます。
私が結構好んで使う「三尊」「逆三尊」というチャートパターンを紹介し、「三尊」「逆三尊」がチャートに出現したときに使う「ネックライン」の引き方までお伝えできればなと思います。
初心者の方向けということで、普段私は取引注文を「買い」から入ったり「売り」から入ったりするのですが両方一気にやってしまうと頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう可能性が高いので「買いパターン」の「逆三尊」を使って説明していきます。
- みるまるのトレード手順について
- チャートの環境認識
- デイトレードで勝ちやすいチャートパターン(三尊・逆三尊)
第2回「これがデイトレの世界だ!」(音声↓↓)
兼業トレーダーみつまるトレードの手順
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- 環境認識
- ダウ理論を基に環境認識、各時間足で抵抗帯の確認
- シナリオ構築
- ここは第1回で説明をしています。
- エントリー
- 指値、逆指値の設定
またデイトレードに重要なのは、資金管理とマイルールの徹底になります。
この「資金管理」と「マイルール」についてはどこかの機会でお話できたらいいなと思います。
環境認識
専業トレーダーも兼業トレーダーもトレードをする上で必ず必要なのが、現在チャートが今どのような状態にあるかを知ることになります。どのような状態か、というのも「上昇トレンド」なのか「下降トレンド」なのか「レンジ」なのかを見極めるることを指します。
「上昇トレンド」」「下降トレンド」「レンジ」の定義は、ダウ理論が使うことができます。ダウ理論は、相場には「上昇トレンド」・「下降トレンド」。「レンジ」の3種類しかないとあります。このお話を始めると長くなるので今回は割愛しますが気になる方は下記のダウ理論を解説した記事を読んでみてください。
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チャートが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのかが判断できたら続いてチャートの抵抗帯を探していきます。ここでいう抵抗帯とはサポートラインやレジスタンスラインになります。
個人的にはラインで引くより「帯」のように見た方が余裕が生まれるのでいいかなと思っています。
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サポートライン:
安値圏で引くことができる価格を支えているライン
レジスタンスライン:
高値圏で引くことができる価格を抑えているライン
シナリオ構築(三尊・逆三尊とネックラインの引き方)
環境認識が終わったらチャートが動いたときのシナリオをいくつかのパターンで作っていきます。そのシナリオを作っていくときに出てくるのがチャートパターンというものになります。
チャートパターンとは、あるチャートの形を形成したときにトレンドの転換や継続が起こりやすいよ。という相場分析の方法になります。当然、チャートは過去と全く同じ動きをすることはないのですが「過去と似た動き」をすることは結構多いです。なのでチャートパターンを覚えることは、相場分析の精度を上げることができたり、利益を得る機会を増やすことにつながります。
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今回は、代表的なチャートパターンの1つ“三尊・逆三尊”を紹介していきます。
形自体は両方説明はしますが、今回詳しく説明するのは買いパターンである“逆三尊”になります。
三尊・逆三尊とネックラインの引き方
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上の図解を見て頂き、レジスタンスラインにぶつかって作られているチャートパターンが“三尊”、サポートラインに跳ね返されて作っているチャートパターンが“逆三尊”になります。
三尊は上昇トレンド中の高値圏で、逆三尊は下降トレンド中の底値圏で発生したらトレンド転換のサインになります。その為、三尊は「売りのサイン」逆三尊は「買いのサイン」とも言います。
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三尊のことを「ヘッド&ショルダー」とも言ったりするよ。
そして図解にもある“ネックライン”がエントリーする上で非常に重要となります。
図解の逆三尊を見ていただき、最安値をつけた起点の高値を①とし、最安値をつけたあと上昇し高値①付近まできた高値を②とします。逆三尊の場合のネックラインの引き方は、この高値①と高値②を結ぶことで逆三尊のネックラインが完成します。
三尊のネックラインの引き方については、逆三尊と逆の考え方で安値①と安値②を結ぶ線と考えてください。
エントリー(利確位置、損切位置の設定)
逆三尊でトレードをする場合のエントリーポイントは、個人的には2パターンあります。
パターン①:ネックラインを上抜けたときに買う。
パターン②:ネックラインを上抜けしそのネックラインがサポートラインとして機能したときに買う。
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上記の図解でパターン①が「買い①」、パターン②が「買い②」のところになります。
パターン①は飛び乗りエントリーになるので初動は取れることが多いですが長く持ちすぎると価格が戻ってきて含み損を抱えることも多くなります。(個人的にはあまりしないエントリー)
パターン②については、レジスタンスラインとして効いていたネックラインを上抜け、そのネックラインがサポートラインに変化する場所になります。経験上こちらのエントリーポイントの方が含み損をかかえることが少なく建玉を持つことできます。(こちらを多用)
エントリーするポイントが決まったら損切り位置と利確位置を決めていきます。
まずは損切り位置。損切り位置はデイトレをするにあたってめっちゃ大事なので必ず決めてください。
ただ損切り位置というのは何となく決めるのではなく、エントリーした根拠がくずれてしまった場合に損切りができるように設定します。
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損切り位置についてもこの位置が正解!というものはありませんが、私の場合はこの2つのパターンになります。正直この2つの場合は好みになるので、レバレッジが大きい場合は損切り浅め、レバレッジが低い場合は損切りが深くなってもいいかなと思います。
最後に利確位置の設定。今回のチャートパターンが勝率60%あると仮定し、リスクリワードが1:1以上あればトータルで見たとき十分に利益を残すことができます。
リスクリワードとは…
トレードにおける「損失」と「利益」の比率
【例】1回の取引で負うリスクが1万円、目標利益は2万円
この場合は、リスクリワード1:2と表現したりします。
そして利確位置も曖昧に設定するのではなく、値幅計算の「N値」や「E値」というものを使って計算を行います。
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値幅計算で有名なのが「N値」。上記の図のように起点の波(AB)と第3波(CD)の波が同じ値幅で動くと予想する。この値幅を取るのはフィボナッチリトレースメントなどで取ることが可能
このように値幅を計算し、いくであろう値のところに利確位置を設定します。
しかし、この途中に分厚いレジスタンスラインやサポートラインがある場合は、そのあたりも考慮しないといけませんがまずは基本からということで。
以上が、第2回「これがデイトレの世界だ!」のスペース内容でした。
第3回のスペースはオウザさんのスキャルピングの内容になりますので、私が書き起こすことはしませんが非常に勝率の高いものになりますのでぜひ第3回のオウザさんスペースも聴講ください!
次の第4回の内容は買いパターンである「Wボトム」について説明させていただきます。
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