株のデイトレードやFXトレードを始めるために勉強すると必ずと言っていいほど出てくる「ダウ理論」。
実際、「ダウ理論」を勉強してもトレードに活かせないやん!どうやって使うん??って思う方多いですよね?
私自身も株のデイトレやFXトレードを始めたころ実際に「ダウ理論」を勉強していつも思っていました。
そしてある日、「ダウ理論」は手法ではなく、「環境認識」として使うものなのか!と気づいたんです。
そう。「ダウ理論」はあくまで相場における「理論」であり「手法」ではなかったのです。
実際、トレードをするにあたり毎日相場の「ダウ」は確認しますがエントリーの根拠として使っていません。
ならどうやって「ダウ理論」をトレードに活かせるの?
トレードに使えなきゃ意味ないやん!!!って思いますよね。
- チャートに対する「水平線」の引き方がわかる
- トレードにおける「水平線」の使い方がわかる
- 「ダウ理論」と「水平線」を使ったトレードがわかる
トレードは突き詰めれば本当にシンプルなものでいいと思っています。そして今回の「ダウ理論」と「水平線」を組み合わせることでチャートがシンプルに見え方向性も分かってくると思います。
長期でトレードに勝てない理由のひとつとして多いのが「無駄なエントリー」
この「ダウ理論」と「水平線」を組み合わせて相場をシンプルに眺め、トレードタイミングまで待つ!
これを徹底するだけで無駄なエントリーが減りトータルでプラス収支にもっていきやすくなると思います。
「ダウ理論」についてまだ理解ができてないよ。って方は先にこちらの記事をご覧ください。
「ダウ理論」と「水平線」
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/nicole-avagliano-TeLjs2pL5fA-unsplash-1024x683.jpg)
それでは、「ダウ理論」についてある程度理解ができているという前提で進めていきたいと思います。
「水平線」のメリット・デメリット
- 視覚的に環境認識ができる
- サポート、レジスタンスが把握できる
- 「大衆心理」が働くので機能しやすい
- 水平線を過信してしまう
- やみくもに引くとチャートがバーコード
- どこに引けばいいのか良く分からない
「水平線」のメリット・デメリットを上記に挙げてみました。
「水平線」というのは、数多くのトレーダーが利用しています。
多くのトレーダーが利用しているということはそれだけ重要な水平線は意識される。ということです。
ただ水平線を使う際に上記デメリットには注意が必要です。
- 自分で引いた水平線を過信してしまう
- 自分で引いた水平線を過信してしまい、全てが昨日すると思い込んでしまい失敗するパターン。実際、引いた水平線が何事もないようにスルーされることも全然あります。その為、水平線タッチで逆張りエントリー、ブレイク直後に順張りエントリー!は非常に危険です。
- やみくもに水平線を引くとチャートがバーコードに
- 水平線を引こうと思えばチャートにいくらでも引けてしまいます。引けるところに水平線を全て引いてしまうとどの水平線が機能するのか分からなくなり逆にトレードが難しくなってしまいます。機能する可能性の高い「水平線」を引くことが重要です・
- どこに引けばいいのか良く分からない
- 機能する可能性の高い「水平線」ってなんぞや?って思いますよね。この機能する可能性が高い「水平線」についてこの後解説していきたいと思います。
水平線の引き方
それでは実際のチャートに水平線を引いてみましょう。
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_10-12-23-1024x443.png)
皆さんも上記チャートにぜひ水平線を引いてみてください。
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_10-16-50-1024x428.png)
このチャートみてどう思いますか?正直、こんなごちゃごちゃしているチャートは見るだけで疲れます。
初心者のころの私…こんな感じで水平線を引いてました(笑)
初心者のころにとりあえず引いてみよう!と思いひきまくった結果がこんな感じ。
これがデメリットでも上げた「チャートのバーコード化」です。
つまり…水平線は引こうと思えばいくらでも引けてしまうのです。
なので機能しやすい水平線の特徴を4つ挙げてます。
- 2箇所以上で止められているポイント
- サポートとレジスタンスとして効いているところ(サポレジ転換ライン)
- チャートを眺めて綺麗で見やすいところ
- 時間足が長ければ長いほど意識される
上記の4つを意識して水平線を引きなおすと…
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_10-32-17-1024x442.png)
私が引いた水平線が全て正しい!とかではないですが、先ほどのバーコードチャートよりスッキリしてチャートを見ることができますよね。
そしてよく見てみると水平線から少し乖離していたり抜けているところもあるかと思います。
大前提として水平線をビタビタにぴったりと引くことは玄人でも難しいと思います。
(個人的には不可能だと思ってます。)
チャートを見ている業者でも若干のチャートのズレがあったりするので水平線をぴったりと引こうとは思わなくて大丈夫です。
さらに言うのであれば「水平線」を引くのではなく「帯(ゾーン」を引くイメージの方がいいような気がします。
ダウ理論を意識しながら水平線を引く
それでは本題の「ダウ理論」を見ながら水平線を引くときに意識することを見ていきたいと思います。
▶見ている時間足での最高値・最安値
▶現時点での押し安値又は戻り高値
「ダウ理論」はトレーダーのほとんどが注目し「押し安値」「戻り高値」を確認しています。
その為、大衆心理が働きチャートでの最高値・最安値や現時点での押し安値や戻り高値は意識されやすいです。
さらに上記のポイントに加えて過去に反応しているポイントがあればさらに信憑性があがります。
ダウ理論を意識したときの説明を入れたチャートはコチラです↓↓↓
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_12-22-17-1024x444.png)
ダウ理論で注目されたポイントはチャートが進んも意識されていることが分かりますね。
水平線を使ったエントリー
最後に水平線を使ったエントリーについてみていきたいと思います。
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_14-08-00-1024x440.png)
水平線と価格がぶつかったところをみていくと…
レジスタンスとして効いていた水平線をブレイクしたあと戻ってきているのが分かりますか?
これがレジスタンスラインがサポートラインとして転換する場所。
いわゆる「レジサポ転換」と言われているところになります。また水平線をブレイクして価格が戻ってくることを「ロールリバーサル」と言ったりします。
水平線を使ったエントリーはまさにそこを狙っていきます!
ブレイクした瞬間に数pipsを取る方法もありますが、今回はブレイク後に戻りを待つ。というトレーダー手法です。
ブレイク後に飛び乗るトレーダーは「ダマシ」にかかってしまい、高値掴みや底値で売ってしまい特大損失を喰らってしまう可能性が非常に高いです。
ブレイク後は、ブレイク前から持っていたトレーダーたちの利確や水平線をブレイクさせたくない勢力の圧力がかかります。これがブレイク後に価格がある程度戻ってくる理由となります。
この戻りを待ってからのエントリーですが、これは正直どんな手法でもいいと思います。
フィボナッチで測ったり、オシレーターのサインを待ったり、プライスアクションを見たり…
ここで私のエントリー方法の一部を公開!!
基本的にエントリーについてはチャートパターンとプライスアクションでエントリータイミングを見ています。
上記のチャートのグレーの四角部分を時間足を落としてみてみましょう。
![](https://mmfinancial-university.com/wp-content/uploads/2023/11/GBPUSD_2023-11-09_14-14-33-1024x442.png)
ひとつ時間足を落としてみるとこんなチャートパターンになっています。
ピンク色のサポートラインがレジスタンスに変化したところに「上昇フラッグ」が出現(今までの流れは下降トレンド)
この上昇フラッグを抜けて最安値を更新したところまたは更新後また戻ってきたところからショートでエントリーするのがいいかなと思います。
まずは、水平線をブレイクしても慌てないこと。そのまま上昇してしまうときもありますが、それはそれでしょうがないことです。次の機会を伺い戦略を練り直しましょう。
以上が、「ダウ理論」と「水平線」を組み合わせたトレーダー手法となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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